[試作]製甲〜釣り込みまで

集中して作業したら工程写真撮り忘れた件

...やっちまったぜ☆

 

気にせず紹介していきます。まずは裁断から。

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包丁は1000→3000番の砥石で研ぎ常によく切れるようにしておきましょう。

デザインのパターンを型紙に起こし(型紙は別記事で書きます)、直接革の上に置くか、銀ペンでなぞった線の内側を切っていきます。レザークラフト でもお馴染みの革包丁(関西ではヘリ切りという)を使っていますが、切れ味の良いカッターでも問題ないです。分厚い革に対しては、カッターだと刃先がブレるので革包丁が良いかもしれません。

 

裁断を終えたらパーツの重なりによる段差を減らすため革漉きをします。

写真は撮り忘れました。やっちまったぜ。

 

ほんでー色々作業してー

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甲裏の表合わせで端から1.5mmで縫い合わせ、スポンジを仕込んでひっくり返します。

木型に乗せるアッパーが完成です

 

「写真は?」

「ないです」

・・・はっ?

スイヤセン...

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木型です。靴型とも言います。できたアッパーを乗せ、靴の形に沿わせます。

木型の底面には中底という下地がつきます。これに対して革を引っ張り靴の形にすることを釣り込み(吊り込み)と言います 。

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底面型の型紙に合わせて材料を切り回していく
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革を引っ張る道具「ワニ(英:ピンサー)」爪先には後で芯材を入れる。

基本はラバーのりを中底と革の釣り込まれる範囲に塗り、ワニでひっぱり、叩いて馴染ませながら作業しますが、踵はタックスという釘を打ち込んで固定します。19mmの釘で作業する人もいますが、薄い中底+鉄板木型の場合 、釘がしっかり入らないので私はタックスを使います。踵には月型(カウンター芯)を入れ、しっかりした靴になるようにします。月型が革の場合、水につけてふやかして作業しやすくします。芯が入る部分にはアクアセメント(ラックボンド)を塗り、月型を入れよく引っ張って癖付します。

 

左右両足のバランスが同じになるように気をつけながら釣り込んで..

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それっぽい形にはなったようです。

今回のステッチダウン製法では、ここから甲革だけをめくり合板(素材:革,不織布、合成ゴム,etc)に接着させ縫っていきます。

 

次回はいよいよ縫いをかけていきたいと思います。最大の山場です。

 

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ビブラムの白ソールの上に置いてみる。このまま接着させても靴はできる。

良い感じやん?